Connecting The Dots

クラウドIT顧問 山崎ジョー吉のブログです。

急成長円??

昨晩というか今朝の3時半ごろ、中2になる息子がお腹が痛いとうずくまりながら訴えてきた。

こういった時、親としてどう判断するかは極めて難しい。最初の判断は、救急車を呼ぶか呼ばないかである。
急な腹痛は判断を誤ると死に至る事もあることから、冷静な判断が必要だ。

まずは、腹部のどこが痛いかを本人にヒアリングした
親:「どこが痛い?ここか?ここか?」
どうやら、私から見て右下部が痛むようだ。確か盲腸は逆なので違いようだ。

ちなみに、私が盲腸の手術をしたことがあるので、傷の後に位置で確認できたが、普通ではどっちかわからないはず。しかも、ネットで検索した場合でも、患者から見て右なのか、診察者から見て右なのか混乱する場合も考えられる。

次に痛みの具合をヒアリングした。
親:「痛みに波があるか?」
子:「ある」
親:「感覚は?」
子:「息を吸ったら痛い!」
親:「??」
親:「深呼吸してみて」
子:「痛くてできない。動けない!」
親:「落ち着いて」
子:「息を止めたらソファーにいけるかも」
なぜかソファーに移動

親:「我慢できそうか?」
子:「右足を抱えないと痛くて我慢ができない」
親:「それって我慢できるということか?」
額に手を当ててみる。
親:「熱はなさそうだし、冷や汗もかいてなさそうだ。でも、お前変なカッコしてるぞ」
子:「笑わさないで、お腹に響くから」
母:「陣痛か?」
子:「欧米か?」
親:「おかしいな、元気そうだけど」
子:「お腹すいた、いなり寿司持ってきて」
親:「お腹いたいのに、よう食欲あるな」
子:「夜もっと食べておけば良かった」
親:「とりあえず正露丸飲むか?」
子:「うん」
正露丸を飲ませて背中をさすりながら様子を見る。
親:「どーや」
子:「ちょっと収まってきた」
親:「隣で寝て少し様子をみよう」
子:「うん」

ということで、とりあえずは、就寝。

そして、朝かかりつけの病院へ。
医:「吐き気は?下痢は?熱は?学校で病気の人いる?」
あきらかにインフルエンザか風邪を疑っている。
親:「昨晩、寝れないほどの腹痛を訴えていたんです。救急車を呼ぼうかと思うくらい」
医:「あっ、そうですか、それじゃそこに横になって」
医:「盲腸ではなさそうですね。でも念のため検査をした方が良いです。」
医:「紹介状書きますが、県立中央病院と済世会病院のどちらが良いですか?」
親:「どっちでも良いですが、どっちがお勧めですか?」
医:「いつも、迷うところなんですね」
親:「じゃあ、比較的空いている済世会病院でお願いします」
医:「中2だと小児科なんですが、済世会は小児科無いんですよ」
親:「じゃあ、県立中央病院にしましょう」
医:「でも、身体が大きいから小児科でなくても良いのですがね」
どっちやねん!
親:「じゃあ、済世会の方にしましょう」
医:「県立中央病院には小児外科があるから、万が一オペになった場合はこちらの方が良いです」
早くそれを言えって1
親:「じゃあ、県立中央病院にしましょう」
医:「紹介状を書くのでお待ちください」

ということで、県立中央病院に。
初診の手続きを済ませて、そんなに待たずに小児科で受診。
レントゲンや血液検査を一応することに。
レントゲンとエコー検査の待ち時間が長かったが、PSPと本で時間つぶしをしながら1時間半ほどで検査ラリー終了。

最初の小児科に戻り。少し待つ。壁にプラズマがかかっていて、診察室に入る患者さんを事前に渡した紙に記載してある番号で呼ぶ仕組み。プライバシー保護のために名前は呼ばないようだ。(レントゲンでは名前が呼ばれたが・・・。)また、診察の順番待ちをしていてる人の番号も表示される仕組みになっているのだが、しばらく待っても番号が表示されないので、受付で尋ねてみた。

親:「時間かかりますか?息子がお腹すいたっていうんで何か食べさせても良いですか?」
看:「もう少しお待ちくださいとのことです」
親:「じゃあ、飲み物だけでも飲ませても良いか?」
看:「ちょっと聞いてみますね」「すぐ診るそうです」

それなら最初からすぐ診ろって!

ということで、診察。
医:「白血球も増えていませんし、レントゲンもOK、尿もOK、エコーでは小腸が少し膨らんでいる感じですから、大丈夫です。軽い急性腸炎ですね。お薬を出しておきますね」

薬局にて

親:「昼飯何食べたい?」
子:「カレー」
親:「それはだめだろう」

食欲があるかどうかが一つの判断材料かも。
ということで、もう一つの急成長円の話でした。