Connecting The Dots

クラウドIT顧問 山崎ジョー吉のブログです。

金融恐慌?

世界株安が止まらず、日経平均は一時8千円割れ、ダウは8千ドル割れ。ここまで下がると株式市場全体がバーゲンセールに見え、買いたいという気持ちになる。そういう買い注文に対して、誰かが先物で売り仕掛けをし、投げ売りを誘っているような感じを受ける。また、NYの株価を見ると、10ドル以下の株が急増していて、次はどの企業が破たんさせようかと誘っているようにも見える。日本の株価も同様だ。

金融機関が資金の貸借りをするインターバンクでの資金の滞留は、社会全体の資金の流通、つまり貸し渋り貸し剥がしとなって影響を与えつつある。相次ぐ不動産会社や、大和生保の倒産と被害が拡大し、生活者の消費態度にまで影響を与え始めている。

新聞の折り込みチラシを見ても、クーポン券付きのものが増加するなど価格戦略が目立ってきている。原材料価格の高騰による家計支出の引き締めが一段と厳しくなる事が懸念される。

欧米だけでなく新興国向けの輸出が牽引してきた日本経済全体でにとっては円高はマイナスではあるが、家計にとっては円高は物価上昇を抑えることが期待できることからプラスなのだが、今の現状からは日本経済全体の復調を考えると行き過ぎた円高は望ましくはない。

今回のサブプライムローンは原資産の正確な時価を測定しづらいという点が懸念されているが、遅滞なく一つ一つ明らかにしていくしかなさそうだ。