Connecting The Dots

クラウドIT顧問 山崎ジョー吉のブログです。

駅前シネマ

帰りの道中に昭和を感じる映画館を発見。お客さんいるんだ。というか車で見に来てるのにビックリ。

何を上映しているかというと、いわゆる「日活ロマンポルノ」。おや?日活って今でもピンク映画の代名詞?気になったので、ちょっと調べてみると・・・。

日活は1988年に「にっかつロマンポルノ」を打ち切り。一般映画製作を再開し「ロッポニカ」ブランドでの活動をスタート。しかし、翌89年「ロッポニカ」終了。そして93年に会社更生法の適用を申請し、96年にナムコグループ入り。その後、ナムコが日活株式のUSENへの譲渡を検討していることを発表するが、USENの企業体質に対して日活労働組合が難色を示し、USENは買収を断念。その後、インデックスに株式が譲渡され、現在の筆頭株主は日テレ。「ロッポニカ」終了後「エクセスポルノ」として再出発、現在に至る。つまり、正しくは「日活ロマンポルノ」を上映しているのではないようだ。じゃあ何ていうのかというと、どうやら「アダルト・ピンク映画」らしい。

さらに調べてみると、ピンク映画は、日本のポルノ映画のうち、大手以外の映画製作会社によって製作・配給された作品のこと。代表的な製作・配給会社としては新東宝映画、オーピー映画(旧大蔵映画、Okura Pictureより)、新日本映像(エクセス・フィルム)がある。この他に製作のみを行っている国映があり、配給は新東宝映画に委託されているようだ。
つまり、写真を見ても読み取れないが、この映画館で上映していた映画の配給元は新東宝映画で、レンタルビデオで借りられるアダルトビデオとは違う作品のようだ。実に興味深い。