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緊張によりペナルティーキックを決められなくなるメカニズム

イギリスのエクセター大学の科学者が、キッカーの視線に着目した研究で、緊張によりペナルティーキックを決められなくなるメカニズムを解明したそうだ。

「高ストレス下の状況では、人間は刺激により注意をそらされやすく、その刺激に視線を向けることにより、目前のタスクに集中できなくなる。したがって、ストレスの多いPK戦においては、選手はスコアリングに最適な狙うべきゾーン(左右のゴールポストの内側ぎりぎり)ではなく、ゴールキーパーに注意を向けがちになる。それによってシュートの狙いも影響され、ボールがキーパー正面に向かってしまう確率も高くなる。」

キッカーの視線を分析した結果、緊張している場合にはキッカーは早い段階でゴールキーパーへ視線を向け、見ている時間が長いことが判明。その結果ボールはゴール中央へ向かいやすく、セーブされやすくなるとのこと。

したがって、キーパーの存在を無視してターゲットに向けてシュートができるようトレーニングすることにより、視線と運動の協調が強化され、シュートの正確性が増すそうだ。

これって当たり前のような気もするが・・・。
この理論が正しいとすれば、今年の南アフリカワールドカップでイングランドはPKを外さないはずだ。

しかし、ガンバ大阪で日本代表メンバーの遠藤保仁は、ボールを全く見ずにゆっくりとした助走で、相手ゴールキーパーの動きだけを見ながらゴールキーパーの動いた方向の逆へ蹴るのが特徴だが、これはエクセター大学の理論と相反する。結局は極度の緊張に打ち勝つだけの精神力を鍛えろということではなかろうか。