Connecting The Dots

クラウドIT顧問 山崎ジョー吉のブログです。

iPhone等のアプリを開発する組織(IDC)が石川県に発足

iPhoneiPod TouchiPadAndroidなどスマートフォンなどの機器のアプリケーションを開発する団体及び個人十数名からなる組織(クラブ)が石川県内に発足した。組織の名称は「iPhone Developer Club Ishikawa(以下IDC)」。今日、その第2回目の会合が行われた。
ハードウェアは輸出型の産業と言えるが、ソフトウェアは国内向けの開発が主で海外に輸出される割合は少なく、主な商圏は日本国内に限定される。OSやアプリケーションなどメジャーなソフトウェアの多くは米国製が多く、日本国内から輸出されるソフトウェアと言えば機器に組み込まれる「組み込み型のソフトウェア」に留まっている。したがって、どんなに素晴らしいソフトウェアを開発しても、世界に向けて販売するような事はほぼ不可能であり、グローバルで活躍するようなソフトウェア企業が国内では育っていない。
そんな中、アップル社は、iPhone向けのアプリケーションソフトを開発するためのツールを公開するだけでなく、開発されたソフトウェアを販売、流通させるためのApp Storeとソフトウェアのマーケットプレイスを開発。その結果、世界中のソフトウェアエンジニアに世界での活躍の場を提供することとなった。
これは大きなシステムの一部を開発するに留まっていた多くのプログラマーやSEの興味を引き、本来のモノづくりの楽しみを感化させたといえる。今までは顧客が集中する東京に仕事が集まっていたため、ソフトウェアの開発者も東京に集中していたが、マーケットプレイスの登場により、必ずしも東京である必要性は無い。つまり、地方にいても世界に向けた商売ができるということだ。
そんな事から発足したのが「IDC」だ。既にApp Storeで幾つものソフトウェアを提供している人から、これから始めようとしている人まで様々な有志が集まっている。成果については徐々に公表して行くつもりだが、地方発ソフトウェアの拠点として成長させて行きたいと考えている。
石川県内でiPhoneのアプリの開発を行っている、もしくは興味がある人が入たら、Twitterでダイレクトメッセージを送って欲しい。