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不景気と社員の高齢化がモンスター社員を増加させる

モンスターペアレント」はドラマでもあったように、知っている人は多いはず。何かと学校のイチャもんをつける親の事だ。こういった事は、出身地や、学歴、親の仕事などの育ち、仕事経験などが入り乱れる学校においてのみ起こりうる事象かと思っていたが、どうやらそうではないらしい。特に最近になって問題になっているのは企業において増殖中の「モンスター社員」だ。実はこんな名称があるのは今日はじめて知ったのだが・・・。

モンスター社員とは、常識外れの言動で周囲を振り回したり、自己中心的で全体最適を邪魔したり、上司にため口で接し、時折上司にかみつく女性社員。モンスター化する社員は、どどちらかと言うと、女子社員が多いようだ。モンスター社員が出現すると職場から上下関係が消える。

本来、職場ではむやみな放言は許されない。上長や同僚をイジるなんて事はあってはならない。つまり、部下はあくまで自分の立場と関係を踏まえた上で発言するのが鉄則。ところが、日本人が持つ謙譲の精神がDNAに刻まれていないのか、これを無視する社員が増えている。立場をわきまえず、自分の持論を展開し上長の言動や指示に対して真っ向から否定する部下もいる。この不文律な行動は、組織を混乱させ、職場の雰囲気を壊し、著しく生産性を低下させる。

なぜ、モンスター化する社員が出現するのだろうか。両親や育った環境によるものも多いが、入社から3年までの間に接した先輩社員や上長からの影響が大きいようだ。これは子育てでよく言われる、「三つ子の魂百まで」と同じだ。しかし、子育ての場合は親を変えることができないが、会社においては配置換えをすることで、職場や上長を変えることは可能だ。定期的なジョブローテーションが必要なのこういった理由でもある。

また、年齢と役職にも関係がある。勤続年数が長いにも関わらず、役職が与えられない、あるいはポストが無い事が理由でモンスター化する社員もいるようだ。「自分だったらこの課題を解決する事ができるが、今の自分には権限は無い」と言って暗に自分のポジションに対する批判を行い、担当者の不安心理を煽る。

社員のモンスター化を防止するには、初期対応がポイントだ。入社3年目までに組織の一員としての行動を身につけさせる。コピーや掃除、そして挨拶といった基本的な事を徹底的に行わせ、上下関係を理解させる。また、定期的なジョブローテーションを行い、定期的に、先輩役(教える側)と後輩役(教わる側)を経験させる。

一方、モンスター化した社員を元に戻すにはどうしたら良いのだろうか。これは難しい。一旦モンスター化した社員に対して、強い態度で接しても、そもそも舐められているので効き目は無い。評価を下げても上げても悪影響が出る。異動をさせても文句は出る。しがって、取れる行動は、話をじっくり聴く事だけだ。すなわち、徹底的なコーチングだ。会社として「できること」と「できないこと」を明確にし、毅然とした態度は保ちつつ言葉を選び誠実に伝える。相手の立場で物事を捉える事ができるようになるまで繰り返す必要がある。また、上長や周囲がモンスター化した社員に頼ってしまっているケースが多い事がこじらせているケースも多い事から、周囲も変化する事が必要だ。学校であれば数年立てば卒業していくが、会社ではそうはいかないので、放置しても解決はしないことから、処置は必要だ。

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