Connecting The Dots

日頃の気付きを綴っていきます

倫理経営講演会

昨日、金沢市中央倫理法人会主催の倫理経営講演会に参加した。講話者は「イカリ消毒株式会社」黒澤眞次社長と「社団法人倫理研究所」の那須隆さん。

イカリ消毒は社名の通りで、害虫駆除や消毒の会社として昭和34年の創業。現在は「総合衛生カンパニー」と表現している。創業から4年目に事件が発生。某百貨店で火災事故を引き起こしてしまった。謝罪に行った百官店の社長から「若いんだからやり直せる、二度と同じ失敗を繰り返すな」と逆に激励され、大恩に救われる。また、顧客を回ったところ、多くのエールをもらったことから、社会に生かされ、社会に役立つ企業を目指そうと決意。業務を行うためには危険物取扱者の資格が必要だと言うことを知ったのをきっかけに、数々の資格を取得することに。社長のその行動が会社全体に広まり、現在では社員一人当たり平均7種類の資格を有し、スペシャリスト集団に。出願済みの特許、実用新案は600件に達し、増収増益を続けている。全社員が「学ぶ」という姿勢が企業の発展のエンジンであり、プラス思考がその燃料となっている。

ハーバード大学のアンケートによると、思い通りの仕事についている卒業生はわずか3%。その3%の人に共通している-点は次のとおり。

  • プラス思考
  • 言い訳をしない
  • 明確な目標を持つ
  • 「184」という数字は「嫌よ」と読めるが、「いーわよ」とも読める。
  • 「4494」という数字は「死死苦死」と読めるが、「しあわせが来るよ」とも読める。

読み手の解釈次第でモチベーションは変わる。

また、新入社員には5つの課題を与えているそうだ。

  1. タバコを辞める
  2. 危険物取扱者の資格を取る
  3. 簿記3級を取る
  4. パソコンを使えるようになる
  5. 自動車の免許を取る

また、毎年、市町村などに寄贈したさくらの木は、累計で30万本にも達する。利益を社会に還元することで恩返しをしている。

会社にとって重要なのは「人間力」。社徳が社格を創る。技術がいくらあっても駄目だ。日頃から感謝し社会に、他人に尽くすことで、「天に貯金をする」事で、難事があっても救われたり、乗り越えることができる。また、社員教育として徳育教育を推し進め、行動指針としてのイカリ行動原則、社歌、夫婦円満の秘訣51か条などをまとめ、全社で共有している。

企業の目的は「利潤の追求」であることは間違いではない、しかしながら、社会と共存していくためには、社会への還元や貢献は欠かせない。形だけのスローガンを掲げても社員の意識が利潤の追求に向いてしまっては、共存は出来ない。そうならないためにも、社員の人間力の強化が大切だと言うことを学んだ。同じ「トク」でも損得の得ではなく徳が重要だ。


次は「社団法人倫理研究所」の那須隆さんの講話。テーマは日本創生の心。〜得るは捨つるにあり〜
倫理研究所が調査した成功している企業に共通点は、「捨てる勇気」だそうだ。「捨てる」が意味するものは、変わる、相手に与える、やってみる、プラス思考など。また、早朝を活用している企業は強いそうだ日中や夜はスケジュールの調整が難しいが、早朝であれば本人が起きれるかどうかだけで、基本的には断る理由は無い。朝お茶を飲みながら雑談するだけでコミュニケーションが円滑になる。他社との差、微差力が他社との差である。

また、心筋梗塞を例にあげ、社員や家族など第三者に支えられて自分が成り立っている。したがって、感謝、捨てる勇気が必要だと説明。ワンマン社長が心筋梗塞になった時点で
その会社は終わりだ。

そのためにも、エゴや経験やプライドなどの「わがまま」な心を捨てることが必要だ。心を整理できない人は、まずはモノを捨てることから始めると良い。

生命の原点に回帰する

  • 「純情」の心境を持ち続ける。充電できるの一日分だけ。早朝に急速充電せよ。
  • 親と繋がる心。両親に感謝する
  • 涙を流すほどの感謝を捧げる
  • 明日は捨てる 「ありがとう」と言えるのは今日が最後だと思う。

人間は基本的には自己主義でわがままな生物だ。しかしながら、全ての人が自己中心的な行動を取っていては、社会は成り立たない。そのためにも生命の原点に回帰し、常に相手のことを思い謙譲心を持つことが大切だであることご学んだ。

昨日の講演会はいずれも勉強になった。特にイカリ消毒の「心の経営」というタイトルの会社案内はとても素晴らしい内容だ。私が勤める会社でもこのような会社案内が作れると良いのだが。