Connecting The Dots

クラウドIT顧問 山崎ジョー吉のブログです。

アップグレードふくい「Twitterマーケティング最前線」

(財)ふくい産業支援センターが定期的に開催している勉強会&交流会の「アップグレードふくい」に参加してきた。100名以上の参加者がいたのにはちょっとビックリ。セミナーの講師とテーマは次のとおり。

■セミナーテーマ:「ソーシャルメディアマーケティングのトリセツ−企業がTwitterマーケティングをはじめる際の注意点−」
■講師:河野武氏(ブックオフオンライン株式会社 取締役/コミュニケーション・デザイナー)
河野さんはブックオフオンライン株式会社取締役を務める他、数社のマーケティング支援の顧問・アドバイザーをしているそうだ。
Twitterのセミナーは毎日のようにどこかで開催されているだろうが、実体験を元に数字を使って解説してくれる数少ないセミナーで、とても参考になった。
企業のTwitter利用は儲かるか?
結論を言うと、企業アカウントでのtwitterの活用での成功事例は少なく、デルのようにつぶやくだけで売上が上がるというのは極稀。また、広告・販促ツールとしても、メルマガ以下のプッシュ力しか無く、期待薄。その一方で、ユーザーとのダイレクトコミュニケーションは、当然の事ながらリスクを伴なう。したがって、周りがやっているからといって、安易に始めると失敗の元。
しかし、顧客とのコミュニケーションを通じてニーズを探るなどのツールとしては有効だ。ただ、ある程度のフォロワー数を獲得する事が必要で、フォロワー数の増加は運用コストの増大につながる。
つまり、企業でのTwitterの利用は世の中が騒ぐほどのリターンは期待しにくいが、ソーシャルメディアの注目株として可能性は秘めているといえる。もちろん、企業内の個人が機密情報の取り扱いルールが守られていば、ユーザーニーズを把握する意味でも有効だ。ブログを書かせることで文章能力の向上につながる。Twitterをすることで、コミュニケーション能力が向上する。様々な議論をする前に、まずは、個人で始めてみることが重要だ。

【資料】ソーシャルメディアマーケティングのトリセツZ