Connecting The Dots

クラウドIT顧問 山崎ジョー吉のブログです。

方言が好き?恥ずかしい?

居住地の方言に対する生活者の意識をポジショニングしたマップが面白い。

※図はあごひげ海賊団から転載※

■自身型
標準語に近い「東京・神奈川・北海道」と関西弁に代表される「大阪、京都、兵庫」は方言が好きな「自身型」に分類される。ここに分類される人は方言を貫き通す傾向があるのかもしれない。
■地元蔑視型
千葉、埼玉、滋賀、奈良、愛知など東京、大阪、京都の近郊県が多く分類されている。「地元蔑視型」と言われてもピンとこないが、恐らくこういう事だろう。方言の存在を認知はしていて使用に抵抗は無いが、隣県の方言から派生した言葉のため、その方言に深い思い入れは無い。したがって、引越した場合など、割と簡単に方言を捨てられる。
■自己嫌悪型
茨城、栃木、福井、富山、石川などがここに含まれる。地元の方言が恥ずかしいと思っているようで、方言を捨てたがっているゾーン。しかしながら、茨城、栃木、福井などは方言がきつく、容易に方言が抜けなかったりする。
■分裂型
その他の県の多くがここに分類。東北や九州が多い事から標準語と方言を上手く使い分けているという事なのかもしれない。

こうやって見ると、方言がその地域の土地柄を表しているようにも感じる。インターネットが無かった時代は、メディアといえばテレビ、ラジオで若者の多くは東京に憧れていたものだ。したがって、言葉も関東弁をカッコ良いと思っていた。しかし、現在のように情報が反乱し、グローバル社会になった現在では、方言に対する嫌悪感や軽蔑は低くなっているのでは無いかと感じる。

ともあれ、方言も文化。地産地消ではないが、地方で生活する以上は地方の言葉を使ってコミュニケーションを取った方がより円滑に進む。また、地方に転勤になった場合は、その土地の言葉を積極的に学ぶと良い。