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Connecting The Dots

日頃の気付きを綴っていきます

SIMフリーのiPhone 4 が使えるmicroSIMを使えばドコモ回線で使えるが・・・?!

ヘラクレス上場でドコモ回線のMVNO事業者である日本通信が、iPhone4用microSIMを月内にも販売すると報じた。SIMは無料で、音声通話とデータ通信がセットになったプランが月額3,785円(1,050円分の無料通話込み)、データ通信のみのプランが月額2,980円。iPhone4に乗り換えたいけど、回線がソフトバンクだと繋がらないからというユーザーにとっては朗報だ。しかも、ソフトバンクで契約するよりも月額料金が安く魅力的に見える。しかしながら、実はそうでは無かったりするので注意が必要だ。

【注意点】
1)SIMフリー版のiPhone4を香港などから輸入しなければならない。
国内でiPhone4を手に入れようとすると、ソフトバンクから購入するしか無い。しかしながら、ソフトバンク製はSIMロックがかかっているため、日本通信のSIMは使えない。したがってSIMフリー版を香港など海外から輸入しなければならない。ソフトバンクでは16GB版の場合は本体の価格は実質無料だが、香港版HK$4,988(約5万5千円)が購入代金として必要だ。
輸入する方法はそんなに難しくはないが、香港に知り合いが居ない場合は、代行業者に頼むことになるため、製品が手元にちゃんと届くかどうかがわからないというリスクがある。

香港版を手に入れるための具体的な手順は次の通り。

  • 香港の転送代行業者に連絡を入れ、転送代金を振り込む。
  • 香港のアップルストアでiPhone4を予約する。品薄なのは日本と同じく待たされる。
  • 送付先を転送代行業者指定の住所にしておく。香港のアップルストアは香港以外の国への発想ができないため。
  • アップルから転送代行業者にiPhone4が届いたら日本に転送してくれる。
  • 送料は手数料(5000円前後)+送料(2000円程度)が多いようだ。

2)日本無線のデータ通信はドコモのMVMOとはいえ、そんなに速くない
b-mobile SIM U300向けに提供されているデータ通信速度は、上り/下りともベストエフォートの300kbps超。イー・モバイルもそうだが、時間帯や場所によっては、繋がっているのにページが表示されないなど、モデムのようなスピードになってしまう可能性は高い。むしろ、Wi-FIホットスポットを増やしているソフトバンクの方が都会では便利かもしれない。

3)携帯のメールが使えない
@dokomo.ne.jpや@i.softbank.jpなど携帯キャリアのメールアドレスが使えない。別にGmailを使えば良いと割りきってしまっても良いが、ガラケー(普通の携帯電話:ガラパゴス携帯の略)宛のメールが届かない可能性がある。というのも、携帯電話のメールアドレス宛に届くスパムメールはパケット料金の増加は即料金アップに繋がるので、PCからのメールを拒否するように設定している人が多い。GmailなどのフリーメールはPCからのメールと同じ扱いになっているのでSIMフリーのiPhone4からGmailを使って送られたメールは相手に届かない可能性があるのだ。
これらの点を考慮に入れると、一般ユーザーにおいては、リスクを取ってまでSIMフリーのiPhone4を入手する必要はなさそうだ。一方、スマートフォンのアプリの開発をしている企業においては回線の契約が1つで済むのでメリットはある。
だが、日本通信の挑戦(?)はデータ通信の価格競争を促し、利用者全体にメリットを与える事から、とても望ましいことだ。既得権益を守ることで既存のプレーヤーを守った方が良いのか、あるいはオープンにした方が良いのか、日本のあらゆる業界で勃発している市場開放の動きの一つとして今後も日本通信の動向は目を離せない。