Connecting The Dots

クラウドIT顧問 山崎ジョー吉のブログです。

百万石ワールドカフェでファシリテーターを体験

百万石ワールドカフェで「ファシリテーター」、つまり、進行役にチャレンジ。今回は最大90人が入れる会場ということもあり、ゆったりとした感じなんだけど、ちょっといつもと違う雰囲気でやや緊張気味。これぐらいの広さが一番緊張する。
今回は、スタッフの皆んなが協力し合って制作した、開催案内のリーフレットや名刺サイズの会員証、はがきサイズの名札を配布するなど、オリジナルの小物系が揃っていて、何だか良い感じ。また、今回のUSTREAMでは2台のカメラ映像を活用。全体とテーブルの模造紙をピクチャー・イン・ピクチャーで同一画面で表示したり、参加者のプライバシーに配慮して全体の映像にぼかしを入れるなど細かい点まで配慮されていた。「百万石ワールドカフェ」として一つのパッケージが完成しつつあるようにも感じる。

さて、今回、ファシリテーターを務めるにあたり、幾つかのポイントを決めていた。

  • 「ワールドカフェ」って何かを伝えること
  • リラックスした雰囲気を作るよう心がけること
  • 特にパンチのある「アイスブレイク」で一気に気持ちを和らげる
  • 「良かったよ」と褒めてもらうのではなく、一人でも多くの人に「楽しかったぁ」と感じてもらうこと。

これらを踏まえた上で、今週に入ってからシナリオ作りとスライド制作を行った。今回のキーワードが「童心」なので、スライドの一部に「童心」を意識した仕掛けを入れてみた。
そして、アイスブレイク。アイスブレイクは次のポイントで選択。

  • 短い時間で出来ること
  • 私と全員といった一対多ではく、二人ペアで一対一でできるもの
  • 実際に試してみて、笑いが一番得られるもの


その結果、アイスブレイクは123ゲームに決定。ゲーム自体は簡単。
2人一組になって交互に1、2、3、1、2、3を言うだけ。簡単なようで意外と難しい。集中すればできそうなものだが、一瞬でも雑念が入ると間違ってしまう。また、相手の声を聞かないようにして、数字を「1・3・2・1・3・・・」読み続けても良いのだが、これだと果たして合っているかどうかがわからない。確認しようと思った瞬間に止まってしまう。また、今回は中国人留学生が3名も参加してくれたので、中国語バージョンも
やってみたが、みんな意外と上手でこっちがびっくり。
さらに、3の代わりに「ダァーッ!」と右拳を突き上げるバージョンにもチャレンジ。実はこれはかなり難易度が高い。上手いところを見せようと思って当日の昼間に会社のスタッフを一緒に練習をしたにも関わらず、本番では直ぐにつまってしまった。いざ本番になるとできないもんだよねぇ。アイスブレイクのお陰で私自身も緊張が溶けた(笑)

次はダイアログ。
今回のグランドテーマは「童心に戻って元気になる」。そして、最初の問いは「童心って何?童心のイメージとは?」。会場に集まった様々な年代の参加者が持つ、各々の異なる童心のイメージついて話しあってもらうことで、逆に共通点を発見してもらうことが狙い。いつもだと対話のエンジンがかかるのに若干時間がかかるのだが、今回は見る見るうちに模造紙に文字や絵が描かれていくなど、最初から対話の進み早いようだ。

次にラウンド2。次の問いは「童心に戻れるとしたら何をしたい?」童心の何が魅力的なのかについて対話をしてもらった。お約束通り、「スカートめくりをしたい」とか「女風呂に入りたい」などといった意見が出始めるテーブルも。これが出てくれば打ち解け始めた証拠。

そして、最後の問いは「童心のように皆が○○になったら、世界は元気になる」。ワールドカフェは結論を求めないのがルールだ。対話終了後に、何人かに質問をしてみた結果、この○○に入る言葉は人それぞれ千差万別。

開始が若干遅れたのと、ワールドカフェの説明からアイスブレイクにやや時間を費やしたため、メインの問いに対する対話の時間が短めくなってしまった。2時間で実施するのはかなり難しい。

最初に上げたポイントの一つである、「良かったよと褒めてもらうのではなく、一人でも多くの人に楽しかったぁと感じてもらうこと」については、何人の人が「楽しかったぁ」と感じてもらえたのか気になるところだ。今回ファシリテーターにチャレンジすることで、良い経験とスキルアップにはなったが、やはり、参加者の皆んなに楽しんでもらえたかが最大の関心事だ。

ワールドカフェの後は、「ほろ酔いカフェ」。20名強が参加してくれた。夜の9時とはいえ外のテラスで飲みにはまだ暑い。アルコールでの水分補給はむくみの原因になりそうだ。でも「素人マジシャンさん」のマジックショーも見れたので満足。

今回参加してくれた方々とスタッフの皆んなに感謝。来月の「百万石ワールドカフェ」でまた会おう。来月が待ち遠しい。