Connecting The Dots

クラウドIT顧問 山崎ジョー吉のブログです。

会宝産業っていう元気な会社にやっと出会えた

以前から、地元に会宝産業という地方から世界に向けてビジネスをやっている会社の話を聞いてたんだけど、なかなか出会う機会が無かった。廃車になった自動車の部品をデータベース化し、新興国に部品として輸出するという、「エコ」と「新興国」という2つの成長市場をベースにビジネスを展開していると聞いて、どこかでつながりがもてないかとずっと思っていたところ、ITビジネスプラザ武蔵が毎月開催している勉強会で近藤社長がセミナーをされると聞き、楽しみにしていた。

ところが、前の打ち合わせが長引き、開始時刻である19時に間に合わないことが確実だったので、「道も混みそうだしやめようかなぁ」なんて思ったりしたんだけど、「またとない機会だから」ということで、20分遅れで会場入り。

以下、近藤社長の語録メモ。

  • 現在61ヶ国と取引しているが、つくづく感じるのは、日本ほど平和な国は無い。それほど素晴らしい国だ。日本人は、それが当たり前になっていて、気付いていないだけ。その平和をビジネスにし世界に平和を広められるのは日本だけだ。
  • 日本の車の台数は7500万台。世界は10億台。どっちで商売するかは言うまでもない。
  • 現在輸出が70%。「円高で大変だね」と言われるけど、それは大間違い。円高で海外から買いに来ないなら、こっちから売りに行けば良い。
  • これからのキーワードは、地方・中小・グローバルだ
  • 今期の経常利益の目標は1億円。なぜ1億円かというと、リサイクル企業で1億円の利益を出しているところは無い。儲からない業界には人材は集まらない。リサイクル業が儲かる業界であることを認知させることで、優秀な人材も資金も集まるはず。そのためにも1億円の利益を実現させたい。
  • 熱意・志があれば苦難は乗り越えられる。
  • 苦しまないとアイディアは出ない。アイディアはタダだから、どんどん考えれば良い。
  • 「ありがとうカード」が社員の士気を上げるのに役だっている。しかし3ヶ月以上続ける秘訣があるが、今日は教えない。
  • 「国が国民のために何をする」ではなく、「国民が国のために何ができるか」を考えろ。
  • 悩みで眠れなくなったら起きれば良い。難しく考えないことだ。
  • 朝1時間勉強する時間を作れ。1時間×365日=365時間 365時間/一日の勤務時間8時間=45日。45日分人より多く学び成長する事ができる。
  • 社員は見られれば伸びる。会社訪問に来た人の言葉を朝礼で伝えると、さらにモチベーションがあがる。これの繰り返しだ。

極めつけは、「RE927」。
「RE927」(「理屈な〜」金沢弁で、良く出来ているの意味)プロジェクトというのがあり、92.7万円の電気自動車を販売すべく研究を進めているらしい。いや〜凄いね。

また、農業も始めたらしく、1万人元気ライスプロジェクトというのを立ち上げて、笑顔の写真を募集し、1枚の写真につき千粒のお米を発展途上国に贈っているそうだ。ここまで来ると脱帽もの。

毎日、会社見学する人が後を絶たないそうだが、わかるような気がする。近いうちに会社訪問を是非したいものだ。