Connecting The Dots

クラウドIT顧問 山崎ジョー吉のブログです。

DVDメディアが消える?

今年の1月にマイケルの映画「THIS IS IT」を収録したmicroSDとUSBメモリが発売され話題になったが、今度は新MacBookAirにはソフトウェア再インストール用DVDディスクのかわりに8GBのUSBメモリが添付されて話題になっている。
そして今日、バッファローが、映画「ハリー・ポッター」シリーズ6作を入れたハードディスクを発売すると発表
まだまだ、ブルーレイが無い家庭は多いかと思うが、ここにきてHDDドライブの価格の下落が著しく、amazonでは2TBのHDDの価格が1万3千円を割り込んでいて、データをバックアップ先としてブルーレイよりもHDDを選ぶ人が増えている。しかし、2テラバイトって何を保存するんだ?

ここでHDDに2.2TBに壁があることを知っているだろうか。32bit版のOSではOSが入っているディスク(ブートディスク)に2TiBの壁がある。また、UEFIUnified Extensible Firmware Interface)対応のBIOSである必要がある。XPユーザーが2.2TB以上HDDをブートディスクにして使用することはできない。パーテーションを切ってもだめなようだ。したがって必然的にWindows7の64bit版の乗り換える必要が出てくる。DRAMにも32bit版のOSでは3GBの制限があるなど、ハードウェア的な制限が理由でOSを買い換えざるを得ないタイミングに差し掛かっているようだ。

ちょっと前に、「容量が1GBもあっても何を入れるの?」何て話をしてたはずなのに、今、「1TBもあって何を入れるの?」何て議論をしているが、これも直ぐに普通の容量になってしまうのかもしれないが、やっぱり動画以外にこの容量を埋め尽くすことは困難。
だとすると、自然とニーズは容量から大きさ(3.5インチから2.5インチ)やデザイン、省電力などへと変化していく事は間違いない。
前述の映画「ハリー・ポッター」シリーズ6作が入ったHDDももっと小さなドライブになれば、ニーズは一段と拡大するはず。

Over2TB

HDDの容量アップに対する需要は間もなくピークアウトすることが予想される。HDDにはモータ等に日本の部品が多く採用されているが、HDDがシリコンディスクに取って変わられると、それらの部品の需要は急速に絞んでしまう。時代の変化を見極め、ポストHDDを探りながら先行投資をするタイミングに差し掛かっているようだ。
それにしてもHDDの価格は安くなった。