Connecting The Dots

クラウドIT顧問 山崎ジョー吉のブログです。

福井版ワールドカフェ「ほやカフェ」に行ってきた!

福井でもワールドカフェが始まった!その名は「ほやカフェ」。「ほや」とは「ほや、ほや」という方言から取ったそうで、「そう!そう!」という意味。会場は福井市内のスーパー銭湯の「リライム」。先月の百万石ワールドカフェに来てくれたD山野さんが勤めているところ。ほやカフェは今回が2回目の開催。

「リライム」とはリラックスタイムの略だそうで、温泉以外に、ジムやプール、ダンススタジオ、アロマサロンなどがある総合リゾート施設。


ワールドカフェの会場はとても広い部屋で、優しい音楽とアロマの香りで雰囲気作りもバッチリ!

さて、今回のグランドテーマは「癒し」。癒し、癒され、イヤイヤし〜!?「癒す」という単語は日常的に使われる言葉。今日はあえてそんな言葉を考えてみようというもの。

癒しって何だろう?癒しのイメージは優しい、ゆったり、おっとり、マイペースなど、どちらかというとスローな感じを受ける。

では、癒される場所は?カフェ、美術館、海、お風呂、山の頂上、動物園など。

じゃあ、どんな時に癒されたいの感じるか?疲れたとき、仕事で失敗したとき、人間関係でトラブった時など。

今回のワールドカフェでの発見はここから。癒しが必要な時の感情ってどんな状態だろうか?実は、テンションが高いときと凹んでいるときの二種類存在するようだ。つまり、順調な時のスローダウンのための癒しと、失敗した時などに元気を与えるための癒しがあるのだ。癒しとは行き過ぎた感情を平常心に戻すことを癒すというのだ。

人間の感情は中心から上下左右、放射線状に放出され、その大きさもまちまち。その感情のことを「感情の矢」という。通常、「感情の矢」は「理性の輪」の中に収まり、自制されるが、感情のエネルギーの量によって、「理性の輪」を飛び出し外部で爆発する事がある。起こる、キレるというのがこれに当たる。

子供の内は、この「理性の輪」が小さいため、親など第三者がこの感情をコントロールしてくれる。その輪を「フォローの輪」という。親の「理性の輪」が小さい場合、第三者から良くキレる子供と言われる場合がある。

成長に伴って「理性の輪」が大きくなるにつれて、「フォローの輪」は必要無くなるのだが、現代社会においては、複雑化した人間関係によって「理性の輪」だけでは、感情をコントロールすることが難しい。

自分より大きい「理性の輪」の持ち主がじパーソナルメンターになってくれる場合は良いが、多くのケースでは困難だ。そこで「癒し」が必要になる。自らが癒しの場を求めて行動をする。しかし、実は、自分より大きな「理性の輪」を持つメンターを探しているのだ。しかし、そう簡単には現れるはずはない。

そこに登場してきたのがtwitterfacebookなどのSNSだ。これらは様々な価値観を持つ、より多くの不特定多数の人々と緩く繋がることができるのが特徴だ。この集団で構成される「フォローの輪」が癒しを求める現代社会の人々に貢献をしているのだ。

SNSは出会い系と言われた時期もあったが、IT社会の癒し的な役割を担っていく可能性もある。mixi中毒という言葉もあったが、「理性の輪」が大きい人物と繋がることで、行き過ぎを制御されれば、そういったことも制御されるのではないだろうか。

■おまけ(ファシリテーターのD山野さんの写真)