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Connecting The Dots

日頃の気付きを綴っていきます

ろうそくの光で里山を包む「金蔵万燈会(まんとうえ)一粒のともしび」

万灯会とは、仏さまに灯明を供え、減罪生善や諸願成就を祈念する行事のことで、お盆の伝統行事で各地で開催されている。そんな中世界農業遺産に全国で初めて認定された能登輪島市の金蔵集落で10回目の開催となる金蔵万燈会にボランティアとして参加してきた。



金蔵万燈会は、室町時代に寺領だった金蔵地区が能登守護職畠山氏の全村焼き討ちに遭い、五カ寺を中心に再興した歴史と先人をしのぶ催し。用意されたロウソクは何と3万本。町中の人が協力し合って金蔵万燈会に携わる。また、高校、大学、留学生、社会人など多くのボランティアスタッフが県内外から集まった。



コップの中に固形燃料のようなロウソクを入れ、ライターで一つ一つ燈を灯す。全てが手作りのイベントだ。ロウソクで埋め尽くされたお寺の境内、道沿いに並べられたロウソクがを人々の回遊をサポート。中央会場では広場に幾つもの燈でアートが描かれ、風に揺らいでいる様子がとても幻想的。また、絆の文字が浮き上がった中央会場には東日本復興を願う大提灯が飾られた。



ロウソクを使ったイベントといえば、100万人のキャンドルナイトなどがあるが、様々な種類のロウソクを使い、演出された燈とは異なり、飾らず、自然と融和している金蔵万燈会からは安らぎと落ち着きを感じる。

今年は昨年とは異なり、天候にも恵まれ、千人以上の来訪者があったようだ。しかし、用意された3万本のロウソクの費用などに対し、屋台での収入だけでは賄えないはずだ。しかしながら、金蔵万燈会を開催する事で町民やボランティアの間に生まれる絆は決して金銭で代替できるものではない。今年で10回目とはいえ、まだまだ、金蔵万燈会の存在を知っている人は少ない。金沢から車で2時間とやや遠いが、自然との共存や調和、保全、保護を考えるには良い機会なので、来年は是非、足を運んでもらいたいものだ。

のとドンレポート〜金蔵万燈会〜
重箱の隅
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能登を元気にするプロジェクト スタッフ