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Connecting The Dots

日頃の気付きを綴っていきます

史上初?「はんこカフェ」 はんこ屋さんと一般人が未来のハンコについて対話

初対面でも話ができる不思議な対話手法「ワールドカフェ」の手法を使って、印鑑のプロの「全日本印章業組合連合会青年部」の方10名に一般の方々10名が加わりハンコについて対話を楽しんだ。

「テーマがハンコ?」「ハンコについて話をしたってつまんないに決まってんじゃん!」と今回はいつになく反応が薄かったが、ハンコのプロと一般の方が丁度半分と、結果としてグッドなバランスでの開催となった。

今回のファシリテーターは、百万石ワールドカフェ最年少の「あいのすけ」。山に住んでいるのに、海をこよなく愛する、ちょっと変わった女子。一部では人魚ではという噂も。

今日のグランドテーマはもちろん「ハンコについて」
そして、最初の問いは「ハンコってなんのためにあるの?」
普通の人にとってハンコを使う場面というとどんな時だろう?

  • 「宅急便で〜す。ハンコくださーい。サインでも良いですよ。」あれ?ハンコ要らないかも?
  • 「部長、この備品の購入申請、早く電子承認してくださいよ!」あれ?ここでもハンコ要らない?
  • 「新しい携帯電話を契約するからハンコ持っていなくちゃ」あれ?ここでもハンコ要らないや?

実は、ハンコを使う機会は減ってきているんだよね。お役所の書類でもハンコが要らない場合も増えてるみたいだし・・。実は、ハンコを使う機会は減ってきているのだ。
一方、ハンコ屋さんは、「ハンコはその人の顔であり、お守りみたいなものだから大切にして欲しい」とのこと。ハンコを使う機会が減ってきているのも理解されているけど、ハンコ屋さんからハンコをもっと使ってもらうようなアプローチもこれといってできてないもの事実のようだ。
一般の人のハンコに対する認識が日常的なものであるのに対し、ハンコ屋さんは書画などに使われる雅印など芸術的な要素のある非日常的なハンコをいかに普及させるかが課題のようだ。キャラクターハンコなども存在するが、認知度の高いキャラクターに依存するのではなく、書体は素材に意味を持たせることが重要なのではなかろうか。

一般人とハンコ屋さんで、こんなにギャップがあるとは、最初から発見の多いワールドカフェとなった。

そして今回特別ゲストとして、全日本印章業組合連合会のイメージキャラクター「印太郎」がワールドカフェに参加。完成したばかりの気ぐるみは今回初のお披露目だったそうだ。

問い2のテーマは「あなたの存在を証明するものって何?初対面の人に覚えてもらうために何かしてますか?」

ちょっとハンコから離れたテーマ。ハンコの役割として自分を証明する手段があるが、ハンコ以外の手段や覚えてもらうための工夫など。問い1ではどちらかと言うと聞き手に回っていた一般の方が今度は積極的にお話をし、ハンコ屋さん達が聞き手に回る場面も。ITを使った新しいハンコの話題で盛り上がっているテーブルも。

そして、最後の問いは「あなたの未来のハンコの活用法 どんなハンコだったら常に持ちたい?」

ハンコのプロに対して、未来のハンコのイメージや活用法を考えようという、やや挑戦的な問い。機能的なハンコから夢のあるハンコ、芸術的なハンコ、様々なハンコのアイディアが出てきたようだ。

最後に、テーブルごとに感想を発表。様々な気付きが双方にあった様子。一般の人にとっては、今まで何気なく使っていたハンコに対して、ハンコに興味を抱いた人も。ハンコ屋さんにとっては、一般の人のハンコに対する認識と、新しいハンコのヒントが得られたのではないだろか。

普段接することの無い、はんこ職人さんと一般の人が話をする機会は、知り合いでも居ない限りそうはないだろう。今回のワールドカフェを通じて、ワールドカフェの手法が、こういった非現実的な組み合わせでも対話を促進させる効果があるという事を証明することができたのではないだろうか。閉鎖された業界や団体に一般人がゲストとして加わって議論をしても、一般人から見るとその場はアウェーなので、本音の対話にはなりづらい。しかしながら、ワールドカフェが演出するリラックスした雰囲気が本当の対話を促すことができるのだ。

もし、一般の生活者と自分たちの業界や商品について聞いてみたいという人がいたら、是非ご連絡を。アンケートや覆面グループディスカッションでは得られない気付きがきっと得られるだろう。

※成川さんのfacebookから写真がよく撮れていたので何枚か転載させていただきました。