Connecting The Dots

クラウドIT顧問 山崎ジョー吉のブログです。

休肝日と休メール日

インターネットが職場に導入され、何でも検索すれば簡単に情報を得ることができるようになった。また、メールによって相手の都合を気にせずに相手に連絡をすることができるようになった。しかも、複数人同時に送ることができる。ところが、この複数人同時にというのが曲者でメールがコミュニケーションのパスの数を結果として増やしコミュニケーションを複雑にしてしまっている。また、文字による伝達は書き手のスキルだけでなく、読み手のスキルの差によって理解に対する差や誤解を生んでしまうケースがある。ネチケットなど様々な手法や考え方が議論されているがどれも解決手段にはなっていない。
そこで私が常日頃から思っているのが、休メール日を週に1日作ることだ。内容はいたって簡単で、週に1日はメールを送信しないというだけ。外部からのメールを遮断すると何かと問題が発生する可能性があるので、メールを読むのはOKとするが、返事をメールではなく電話でするという内容だ。目的は幾つかある。
1)対面や電話によるコミュニケーションを再認識させる
2)メールがいかに便利かを再認識し無駄な使い方を減らす
3)社内メールの削減
これによって、時間とコミュニケーションの再活性化が期待できる。休肝日による肝機能の再活性化と同じだ。不況下でも元気のある会社は社内のコミュニケーションに工夫をし活性化を図っているという共通点があることからやってみる価値はあるはず。しかしながら、社内でこんな話をしても「バカバカしい」といって中々共感してくれる人が残念ながら少ないのが現実。まずは自部門からでも実行してみようかね。