Connecting The Dots

クラウドIT顧問 山崎ジョー吉のブログです。

涅槃会(ねはんえ)

大乗寺の涅槃会(ねはんえ)に行ってきた。涅槃会とは、お釈迦さまの入滅(亡くなられた)された2月15日の行事のこと。大乗寺では2月14日がご開山の日ということもあってか、前日の2月14日に涅槃会を行っているそうだ。

11時半からお寺で昼食が食べられるみたいなので、11時過ぎにお寺に到着したのに、既に行列。待つこと30分。お座敷に通されて昼食。質素というかヘルシーな食事を済ませて、涅槃会が行われる法堂(はっとう)へ。

座る場所が無いほどの人々々・・。推定で300人くらいかな。当たり前だが年配の人が殆ど。涅槃会の前に住職の説法(涅槃会の説明)があり、その後の涅槃会の法要は約1時間。その都度、わかりやすく解説してくれる点はとても親切だ。



涅槃会が終わると「団子まき」。懸賞の福が当たるようで、これ目当てで来ている人も多いようだ。我よヾと人を押しのけ前へ進み、袋を広げて大量に団子をゲットする人にはちょっと幻滅。ちなみに私が獲得したいのは2個。もちろん福は当たらず。

ということで、今日は日曜座禅会は無いのかなと思ったら、「直接僧堂へ」と書いてあるので、僧堂に行くと丁度坐禅開始の鐘が鳴った。ハーフだけの参加だったが、坐禅を組む。終了の鐘が鳴り、帰ろうと思ったら涅槃会の法要が行われた法堂にて法話をするとのことで移動。涅槃を描いた涅槃図という大きな掛け軸の前に座る。

涅槃図は、お釈迦様が入滅する時の様子を描いたもので、8本の娑羅双樹の間にお釈迦様が頭を木谷向け右手で頭を支え西を向いて横たわっている。ちなみに、これが仏(死人)を北枕に寝かせることの由来だそうだ。お釈迦様の東には大勢の弟子、西には動物が死を悲しんでいる様子が描かれている。そして東南にお釈迦さまのお母さんがいて、お釈迦様に向かって薬を投げた。その薬が娑羅双樹に引っかかっている。このことから病人に薬を与える事を「投薬」と呼ぶようになったそうだ。この涅槃図は明日の涅槃会の法要の後片付けてしまうそうだ。掛け軸もこうやって説明してもらえるとよくわかるしためになる。

ということで、今年はちょっと変わったバレンタインデーだった。