Connecting The Dots

日頃の気付きを綴っていきます

『一足先にサクラサク!』  〜加賀藩が生んだサムライ化学者・高峰譲吉に学ぶ〜とリモートポイント・エメラルドナビゲーター

富山県高岡市生まれの金沢育ち。日本を代表する科学者であり実業家のサムライ化学者こと高峰譲吉の生涯をつづった映画「さくらさくら」の上映決定を記念セミナーに参加。
映画さくらさくら

タイトルは『一足先にサクラサク!』  〜加賀藩が生んだサムライ化学者・高峰譲吉に学ぶ〜
今年に入ってから地元の地方紙である北國新聞の1面で連載されていことから、高峰譲吉を耳する回数も増えている。では、高峰譲吉は何をした人かと言うと、アドレナリン(止血剤)を世界で初めて抽出(結晶化に成功)し、タカジアスターゼを発明した化学者である。また、現在の第一三共の初代社長で、明治という激動の時代に、日本とアメリカの架け橋となろうと強く意識し、スケールの大きな活動を行った人物。
本セミナーの講師は、金沢大学大学院医学系研究科で、日本科学の先駆者 高峰譲吉―アドレナリン発見物語 (岩波ジュニア新書)の著者でもある山嶋哲盛先生。

セミナーが始まる前に、先生に「リモートポイント・エメラルドナビゲーター」をお見せしセミナーでの試用をお願いしたところ、「見たことはあるんだけど、使ったことは無かったんだ。でも、これ良さそうだねぇ。使ってみようう。」とご快諾いただいた。簡単に使い方をご説明し、セミナー開始。

一言二言ご説明しただけなのに、完璧にマスターされている先生。

さて、高峰譲吉の話しに戻る。譲吉は加賀藩典医の父と富山県高岡の造り酒屋の母の長男として生まれた。ちなみに、5男7女の12人兄弟らしい。裕福な暮らしでいわるるお坊ちゃま。高岡=>金沢=>長崎=>大阪=>工部大学校(後の東京大学工学部)応用化学科を首席で卒業=>英国グラスゴー大学への3年間の留学を経て、農商務省に入省=>1884年にアメリカニューオリンズで開かれた万国工業博覧会に事務官として派遣され、そこで出会ったキャロライン・ヒッチと婚約。「公費で渡米しているから、今は結婚できない。だから、2年間待って欲しい」というのがプロポーズだったそうだ。しかし、来日したキャロラインは明治時代の日本での質素な生活に耐えられず、母親から偽の電報を送らせ譲吉を含む家族4人で渡米しアメリカへ永住することになる。その後肝臓を患った譲吉を幾度と助けたキャロラインだが、譲吉の没後は息子の友人(23歳年下)の男性と再婚するなど、活発な女性だったようだ。

譲吉は母が富山県高岡の造り酒屋を営んだいた事から、米国で「高峰式元麹改良法」(ウイスキーの醸造に日本の麹を使用しようというもので、従来の麦芽から作ったモルトよりも強力なでんぷんの分解力を持っていた)を展開した。
その後自らが肝臓を患った時に麹が消化剤と使えることに気付き、ジアスターゼを開発し、特許を申請。日本では三共第一三共)に独占販売権を与え、自らが初代社長に就く。

その後上中啓三と止血剤として使用されているアドレナリンの結晶化に成功。しかし、エピネフリン抽出をした米国研究者が高峰譲吉は研究上の盗作を行ったと、事実誤認の非難をした事から日本と米国ではアドレナリンの事をエピネフリンと読んでいたそうだ。しかし、2006年(平成18年)4月、107年目の名誉回復として、日本国内では晴れて「アドレナリン」と呼ばれる事となった。

「模倣的であることは独創的であることに先駆に他ならない」模倣の上に独創を重ねる。
譲吉のポリシーだが、とても興味深い内容だ。
日本の高度成長は米国の模倣から始まった。そして今は中国などの新興国に模倣され「モノづくり、技術大国」である日本の地位が危ぶまれている。模倣はタブーだというプライドが独創性を損なわせているのではなかろうか。一方で、米国ではコピーフリーを新しいビジネスモデルとして受け入れどうやって収益を上げるかを考え始めている。日本は模倣も、コピーフリーもできず、低成長、デフレスパイラルに苦しんでいる。日本経済の復活は、新興国に対して部分的には負けを認め、新興国の模倣から新たな技術を発見、開発して行くという姿勢が必要なのではなかろうか。譲吉を学ぶことで日本経済復活のヒントを得ることができるような気がする。

さて、セミナー修了後に山嶋哲盛先生に「リモートポイント・エメラルドナビゲーター」の感想を聞いたところ、「とても良いので、是非購入したい」とのこと。「値段がちょっと高くて2万5千円くらいしますよ〜」と伝えると、「3月までは大学の経費を使えないから4月以降に購入するからどこで買えるか教えて欲しい」とのことだったので、後日nttx storeさんのサイトをお伝えすることにした。映画の影響もあってか、今年に入ってからは毎週講演会の講師をしているそうだ。そんな先生のお墨付きの「リモートポイント・エメラルドナビゲーター」はプレゼン成功の必須アイテムといっても過言ではなさそうだ。

山嶋哲盛先生の著書

リモートポイント・エメラルドナビゲーターのご購入はこちら