Connecting The Dots

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小沢さん、後出しジャンケンは子供教育上ダメでしょ

昨日、高速道路の新料金制度の6月スタートが見送られることになった。前提となっていたこの問題についての国会審議が宙に浮いているためだ。

前原大臣は「(国会での)審議日程が限られるなか、関連法案が現時点で委員会の審議前。準備のめどが整った無料化社会実験を先行して6月下旬から始める」と説明。その上で、新料金の導入時期については「今後の国会の審議状況を踏まえて決めていきたい」とした。現行の普通車休日1,000円などの料金制度は当面、維持される。

国会審議の遅れがその理由だとしているが、結局は、民主党がマニュフェストに高速料金の無料化を掲げながらの実質値上げになる点について、与党内から異論が噴出した。特に、小沢一郎民主党幹事長が見直しを求めた事が最大の原因だというのが多くの見方だ。

端から見ると、マニュフェストの「高速道路の無料化」を実現案を国土交通大臣が官僚に指示。官僚は「財源も無いのに実現できるわけないないから、地方の一部だけブツ切れの状態で無料化になる案を出して恥をかかせてやれ!」一方、民主党はこの血栓のような無料化を受け入れさせるには「料金割引のための財源を道路建設にも使えるようにするしかない。」という事で、既存の割引制度の廃止を決定。こうすることで、マニュフェストの一つを馬鹿げた愚策で実行したことにしようとしたのでは無いか。

マニュフェストを遂行する事がゴールである、高速道路料金の見直しは、民意を反映するばかりか、情報化や合理化に反する。

また、民主党内で一旦決めたのであれば、党内で異論が出たとしても、コロコロと方針を変えるのは与党としての自覚がなさすぎ。まさに朝令暮改だ。

しかし、これは政府、与党だけの話ではなく、日本全体において言えることだ。例えば、携帯電話にはユーザーが望まない機能がてんこ盛りだ。それが付加価値だとメーカーは言い放つ。しかしながら、どんなに技術的に高度なものであっても、使われない機能はユーザーにとっては価値は無い。つまり、ユーザー(生活者、国民)のニーズを全く理解していないのと一緒だ。国会議員は国民の代表なんだから、もっと国民の声を聴いた上で、きっちりと政策を決めるべきだ。

こんな無駄なことの繰り返しが、日本の競争力の低下や、負債の増加につながっているのだ。事業仕分けはとても素晴らしい取り組みなんだから、次は、政府や公官庁やお役所内のプロセスの見直しも行って欲しいものだ。