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クラウドIT顧問 山崎ジョー吉のブログです。

学校に電子黒板は必要か?実際に授業風景を見てきた

中3の息子の学校で「スクールフェスタ」というオープンキャンパスが開催された。授業参観に行くのは何年ぶりだろう?一旦自宅に戻り、自転車で学校に向かった。自転車の鍵の在処が中々見つからなかったため、ちょっと遅れて到着。受付を済ませ、いざ教室へ。居る居る!息子は私が来たのを見つけ、こっちを見ないふりをしている。きっと恥ずかしいんだろうね。他の子供たちも廊下の方向をチラチラ見て自分の親が来ないか気になるようだ。丁度恥ずかし年頃なんだろうね。
今回オープンキャンパスに行った理由がもう一つある。というのも、息子の通う中学校には電子黒板が18台も導入されているのだ。昨年、自民党が実施した経済対策の目玉の一つとして導入された電子黒板だが、この学校は指定校に認定され他校よりも多く導入されているそうだ。

50インチのタッチパネル式薄型テレビにAcerのパソコンがつながっている。英語の授業だったのだが、教科書と連動しているかはわからないが、電子黒板に表示されているパソコンのソフトを発音の練習で使っていた。その他には画面に大きなキッチンタイマーが表示されタイマーとして使っていた。他の教室でも同様の使い方をしていた。先生や子供の話を直接聞いたわけでは無いが、授業に電子黒板が必要かというと、あった方が良いだろうが、授業の理解度はあっても無くても、それほど変わらないように感じた。今後は教科書に連動したコンテンツやアプリケーションが出てくるのかも知れないが、理科の実験や地理、歴史といった写真や動画程度で、先生の手間が増えるだけで、ニーズはそんなに無いような気がする。
それよりもiPadのように教科書が電子書籍になってランドセルが薄くなる方が嬉しいかもしれない。もちろん、耐衝撃性や電池の問題はあるが・・・。

地域に開かれた学校として「スクールフェスタ」は良い試みだと思う。小学校の内は授業参観など割とマメに参加するが、中学生になるとその機会はメッキリ減ってしまう。思春期を迎え、子が親離れをしようとする最初かもしれない。その時期から親子の対話が減り、子供の本当の気持ちや様子が親にはわからなくなってくる。そのギャップを埋めるためには親子の「対話」が必要だ。そのためには、もっと大勢のお父さん、お母さんがこういった学校のイベントに参加し自分の子の様子を自分の眼で見て知ることが重要なのではなかろうか。