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Connecting The Dots

日頃の気付きを綴っていきます

【妖怪ファンド】ねずみ男のいたずらじゃないよ。

鳥取県境港市のかつてのシャッター商店街が、境港市出身で「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である、「水木しげる」にちなんだ「水木しげるロード」として生まれ変わり、年間200万人近くの観光客を集める人気スポットとなっている。地域の活性化というと、県や市からの補助金で単年度の採算性度外視の箱物行政ってのが定番だが、この「水木しげるロード」はちょっと違う。
というのも、民間の知恵を集め、事業計画を立て「妖怪ファンド」という民間から出資金を募り、事業化を勧めるという新しい仕組みを取り入れているのだ。

発起人は、鳥取県選出の現参議院田村耕太郎さんと、イデアインターナショナル社外取締役藤野英人さん。最初のプロジェクトは「妖怪だるま」。「ゲゲゲの鬼太郎」に登場するキャラクターを中心にだるまを生産し、約120体の商品化を予定。デザインはnendoが手がけ、もの作りは岐阜県多治見市の産地メーカーが行うという。

ファンド名は「妖怪ふぁんど壱」。1口3万円で、募集最大総額1,050万円。運営はミュージックセキュリティーズ(千代田区)が行い、イデアインターナショナルがプロデュースを行う。売上が不振な場合は「妖怪だるま」で現物分配だそうだ。

既にファンドの3次募集の期間は終了しているが、初めから事業化を前提に企画を練るという点が、全国の自治体が実施している人材育成支援事業とは異なる。

ゼロ金利が当面続きそうなことから、長期的な視点で、家計のポートフォリオの一部にこういった地域活性化ファンドを組み入れ、投資するというのは、これから重要な考え方になるかもしれない。

事業仕分け第三弾が開始されているが、何でも国や県などの行政に頼るのではなく、民主主義国家なんだから、大小規模を問わず、民の力だけで活性化し、個々の民の知恵が集合体となり、絶対数が増えていくことで、経済が活性化されるのではないだろうか。

妖怪ファンド