Connecting The Dots

クラウドIT顧問 山崎ジョー吉のブログです。

いよいよiPad発売

いよいよ、米国4月3日午前9時にiPadが発売される。日本での発売は4月下旬なので、デジモノ好き以外は知らない人は多いかもしれないが、アップルストアに行列が出来るなど米国では盛り上がってきている。4月1日のXperia発売のニュースを見て「スマートフォン」という単語を始めて聞いた人は少なくは無いと思うが、iPadの登場は2つの意味で期待が大きい。


※上記のグラフが表示できない場合は、再読み込みしてください。

一つ目はキーボードが無いPCであることから、ユーザーの裾野が一気に広がる可能性があること。
もう一つは電子ブックだ。音楽に続き本の電子化が進む可能性を秘めている。書籍の電子化は、書籍の流通や販売店(書店)など既存の業種、業態に大きな影響を与える事から、一気に移行することは無いとは思うが、書籍の電子化は作家と利用者においてはメリットが大きい。
総務省は教育分野で情報通信技術(ICT)の活用を促進するため、「デジタル教科書」の普及で官民連携に乗り出す。ソフトバンク孫正義社長らが呼びかけ人となって通信事業者やメーカーなどと協議会を6月にも立ち上げるようだ。小学生のランドセル姿も変わってしまうのかもしれない。Twitterを使って「電子教科書」実現への議論を進めている先生達も現れるなど動きは早い。

「電子教科書」実現への議論

一方、iPhone成功要因の一つに上げられるのがAppStoreにて大量に流通するアプリで、iPhone用のアプリは基本的にはiPadでも使えるようだ。しかし、画面サイズが大きくなることから、デザイン面を考えると作り直す必要があるようだ。ただ、ここに落とし穴がある。加速度センサーやタッチパネルを使ったアプリやゲームとデザインは密接な関係がある。つまり、少しででも違和感があると人気度合いに影響がでる。つまり、iPhoneよりもiPadの開発は技術面だけでなくコスト面での敷居が高くなるということだ。iPhoneに搭載されていたアプリの一部がiPadに搭載されていない事からも伺える。逆の見方をすればチャレンジャーにとってはやり甲斐があるデバイス(機器)だといえる。

Xperiaでようやくグローバル携帯に追いついたばかりの日本だが、2日で引き離させる事になる。ハード面では韓国、中国勢に追いつかれているのだから、ソフト面で挽回したいものだ。