Connecting The Dots

クラウドIT顧問 山崎ジョー吉のブログです。

ツイッターと言論の自由

ツイッターはただの独り言。だから気にせず何をツイートしても良いんだよね。何千万jん、何百万人の一人の独り言なんて気にする人もいないし。」

なんて思っていた人は多いはず。つまり、ツイッターの世界はオープンで言論の自由が守られているから、発言に気を使う必要はないと。

ところが、地震の後、多くの人が自らの発言に慎重になったのではないだろうか?特に、フォロワー数が多い人ほど、自分の発言の影響力を意識したはず。また、ツイートだけじゃなく、リツイートする際には、その情報のソースにアクセスし、真偽をチェックした人も多いのではないだろうか。

風評被害と言われたデマメールやツイートが一時的に横行したのは、ツイッターをメディアとして認識していない人たちの行動が原因だ。

自らのツイートのに対し慎重になったということは、言い換えれば、ツイッターをメディアとして意識をし始めた瞬間であるといえる。わずか140文字のミニブログといわれたツイッターが、マスメディアと同様にメディアとして認知されたのである。

原発事故に対する政府や東電の対応に対して、さらには、原発の是非については、様々な見方や考え方があるはず。しかし、避難している多くの人達に配慮してか、犯人探しよりも被災地や被災者を支援するツイートが多いのは事実。

震災直後は被災地からの情報伝達のためのインフラとして注目されたのがツイッターフェイスブックだが、次はメディアとして進化を始めたようだ。そして、ソーシャルメディアに新しい秩序が生まれながら成長していくことだろう。楽しみだ。